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低血圧とは

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本多心身医学研究所 所長   
本多和雄

企画・監修 …………………………

OD低血圧クリニック田中 院長   
田中英高
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血圧とは

血圧の働き

私たちのからだのなかには血管が網の目のように走っており、全身の隅々まで血液を送り届けています。狭い血管のなかに血液を流し、全身の組織へと送り届けるためには、圧力をかける必要があります。

血圧とは、血液が血管内を流れるとき、血管の壁を押し広げようとする力をいいます。
ふつう、"血圧"といった場合には、動脈の血圧を表し、血圧測定では、その圧力により持ち上げられる水銀柱の高さ「mmHg」を単位として用います。

動脈の血圧は、心臓の拍動をエネルギー源としているため、心臓の収縮、拡張にともない上下します。運動直後など心臓がドキドキとしているときは、平常のときよりも血圧は高くなります。

心臓が収縮するときの血圧を収縮期血圧(最高血圧)といい、拡張するときを拡張期血圧(最低血圧)といいます。また収縮期と拡張期の血圧の差を脈圧といいます。

また、血圧はからだの部位によって数値が異なります。心臓(左心室)→胸部大動脈→腹部大動脈と末梢へ進むに従い、最高血圧は上がり、脈圧は大きくなります。これは末梢の細動脈では圧力の波が反射して重なるためです。さらに末梢に進むと、細動脈は直径が小さいため、血管の抵抗が大きくなり、血圧は急低下します。毛細血管の血圧は17mmHg程度です。

このように血圧はからだの部位によって数値が異なるため、血圧を測定するときは常に決まった部位で測る必要があります。


図1
収縮期血圧が120mmHgという場合、水を上に約160cm押し上げる力があります。(図1参照)

血圧の数値を左右する要因

血圧はいろいろな要因によって変動します。血圧を規定する因子でとくに重要なものは、心臓の活動性を表す心拍出量と、全身の血管の緊張度を表す末梢血管の抵抗です。

体内では必要十分な血圧を維持するために、心拍出量や末梢血管の抵抗を変化させています。
血圧は次の式で表されます。

血圧 = 心拍出量× 総末梢血管抵抗

つまり、血圧を上げるためには、心拍出量または総末梢血管抵抗のいずれかを上げるとよいということになります。
また、神経やホルモンは、心拍出量や血管抵抗を変化させることができるため、間接的に血圧を変動させることができます。

腎臓の機能が低下する病気の場合にも、血圧が上昇することがあります。腎臓がうまく働かないと、尿が出にくくなり、循環する血液量が増え、1回心拍出量が増加するからです。

低血圧の診断基準


高血圧には世界保健機関(WHO)等による国際的な基準がありますが、低血圧にはこのような基準は現在ありません。

血圧が正常よりも低い状態、つまり、一般に収縮期血圧(最高血圧)100~110mmHg以下を低血圧といっています。

また、急に立ち上がったり、長時間立ち続けていたりすると血圧が下がり、立ちくらみやめまいなどの症状が現れる場合には起立性低血圧と診断されます。

なお、低血圧の診断をする場合は、主として収縮期血圧(最高血圧)を目安としています。

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